TiMidity Change Logs (Version 0.2i+X)

+X13

Sound font の読み込みにおいて，seek できないストリームに対してのバグフィックス．
arc.c:close_archive_handler() のバグフィックス

+X12

N インターフェースにおいて，Volume と Expression の表示域を 0 ～ 127 としました．
reverb-0.06b に更新
起動時に，-Ebn オプションでパッチのデフォルトのバンクを指定できるようになりました．-EBn と異なり，MIDI の Bank Select 命令によりバンクが変更されます．
その他，バグフィックス等

+X11

GS/XG において，演奏中のドラムパートの変更に対応しました．

+X10

起動時に，-EBn オプションでパッチのバンクを指定できるようになりました．例えば -EB127 とすると，全てのチャネルでバンク 127 のパッチが用いられます．n を省略すると，デフォルトの動作になります．
Makefile のミスを修正
rcp の読み込みのバグフィックス
だいぶ RCP の制御命令の意味が分かってきて，やっと安定して RCP が聞けるようになってきました．正式なドキュメントなしに勘で実装しているところが幾つかあるので，まだバグが存在しているかもしれません．

+X9

Macintosh のための修正
TiMidity のファイル変換フィルタを DECOMPRESSOR_LIST と PATCH_CONVERTERS とに分た．DECOMPRESSOR_LIST は全てのファイルに適応されるフィルタを定義する．一方，PATCH_CONVERTERS には GUS/パッチファイルに適応されるフィルタを定義する．
url_cache.c: バグフィックス
MIDI のモジュールファイル演奏のための修正(多分，バージョン +Y でモジュールファイルがサポートされます．待ちきれない人は，私にメールを頂ければ，開発中のα版のコードを差し上げます)．
RCP ファイルの読み込みのバグフィックス．
改良版 ncurses インターフェースのインジケータ表示とテンポを合わせるようにしました．
RCP ファイルのループに制限をつけました．ループで 10 分を越えると，途中でループから抜けるようになりました．
cfg ファイルに新たな命令を追加しました．
progbase 1
と記述すると，この命令以降，プログラム番号が 1～128 で設定，表示するようになります．

+X8

reverb-0.06 にバージョンアップしました．-r オプションの音が良くなりました．ただし，curses インターフェースによる疑似リバーブのコントロールはこのバージョンではサポートされていません．
REVERB_PATCH マクロを除きました．疑似リバーブはデフォルトでコンパイルされるようになりました．
g36 ファイル読み込みのバグフィックス．
int int_rand(int n): 0 ～ n-1 の乱数を返す関数の追加と利用．n==-1 で種の初期化．
Windows 版 curses, getopt のバグフィックス

+X7

adjust_panning_immediately (-F) をトグルにしました．
RCP/G36 ファイルのバグフィックス
TiMidity の設定 (*.cfg)で，
bank n prog patchfile
や
drumset n prog patchfile
というふうに記述できるようになった．このようにバンク命令のすぐ後にパッチの設定を記述すると，そのバンクはその行で指定されているパッチのみに有効となる．例：
bank 0
0 foo.pat
bank 1 0 bar.pat
1 zoo.pat
という設定では，foo.pat と zoo.pat は bank 0 で bar.pat が bank 1 になる．

+X6

IS_???_FILE の定義を smfconv.h から readmidi.h に移動．
smfconv.c: midi_file_info の file_type を設定するように修正．
patinfo のバグフィックス
アーカイブファイルのオープンに関するバグフィックス
RCP がデフォルトで無効となっていた不都合を解消．

+X5

Windows 用に -w <mode> オプションを追加しました．
・-w r rcpcv.dll を使用します．
・-w R rcpcv.dll を使用しません(デフォルト)．
config.h から #define RCP_READ_SUPPORT を除き，RCP を無条件にサポートするようにしました．
マスターチューニングに関するパラメタの計算の修正

+X4

16 チャネルを越えた場合の未使用チャネルへの移動処理のバグフィックス
Windows のための修正

+X3

midi_play_end が 2 度呼び出されてしまうという不都合を解消．
非トレースモード時の曲と曲との間をちょっと長くした．
256 チャネル対応のための修正
sndfont.c を一部修正．
N インターフェースの表示の一部を修正

+X2

rcp:same measure のバグフィックス
miditrace のトレースバッファに mblock を利用
mblock:free_global_mblock() 関数の追加と利用 (未使用ブロックを free)

+X1
Major Changes:

アーカイブファイルをパッチセットにすることができるようになりました．例：
```
    dir /usr/local/lib/timidity/inst/foo.zip#
    bank 0
    0 bar.pat
    1 baz.pat
    2 zoo.pat
```
まず，dir で通常のディレクトリのようにアーカイブファイル (上の例では /usr/local/lib/timidity/inst/foo.zip) を指定します．このとき，アーカイブファイル名の最後に # をつけてください．この # があることで，アーカイブファイルであることを TiMidity は認識します．こうしておくと，dir で指定されたアーカイブファイルの中のパッチファイルも読み込み対象になります．
複数の soundfont file を利用できるようになりました．
後で定義された soundfont が優先されます．
*.cfg の soundfontのオプションに remove を指定すると，指定されているファイルを未定義にします．
Netscape MIDI Plugin (ump.so) をアーカイブキットに含めました．
ump.so の作り方とインストール
レコンポーザ形式(RCP)に対応しました． RCP, R36, G18, G36 が演奏可能です．ただし，まだ十分にテストしていないため，一部の機能にはバグがある可能性があります．
32 チャネル対応．
可能ならば，チャネルを移動して 16 チャネルに収まるように処理しています． TiMidity インターフェースでは 16 チャネルまでしか表示できないため．
リアルタイムパッチローディング
-j オプションで起動すると，音色パッチを演奏時に読み込みます．パッチをすべて読み込まないうちに演奏が開始されるので，演奏が開始される時間が短縮されます．ただし，パッチの読み込み中に演奏が途切れることがあります．
NetNews 対応．形式は以下の通り．
news://news-server[:port]/Message-ID
news://news-server[:port]/newsgroup[/first-last]
newsgroup を指定すると，そのグループに投稿されている MIDI ファイルを演奏します．
MIME 形式ファイルに対応．
MIME 形式のファイルを *.mime という拡張子で保存するか，あるいは，ファイル名に「mime:」というプレフィックスをつけると，以下のフォーマットを認識するようになります．
- uu-encoded file (begin という文字から始まっている行がなければならない)
- base64 encoded (Content-Transfer-Encoding: base64 が必要)
- quoted-string (Content-Transfer-Encoding: quoted-string が必要)
- Mac BinHex format (HQX のみ対応)
ファインチューニング (RPN 0,1) とコースチューニング (RPN 0,2) をサーポトしました．しかし，パラメタの正確な意味が分からないので，勘で対応しています．よってもしかしたら変かもしれません．
NetBSD に対応(多分)．
audriv_sun.c を NetBSD に対応させてみましたが，正常動作するかどうか試すマシンがないので，まだ動作するかどうか分かりません．もし，動作を確認した人がいましたら，是非，連絡ください．細かいワーニングとかでもいいです．どう修正すればいいか教えて頂けるともっとありがたいです．
-iN インターフェースで，セーブ機能を実現しました． 'S' キーで現在演奏中の曲を他のファイルにセーブすることができます．
-iN モードで ^U キーを入力することで，コントロールの変化の量を変えることができるようになりました．Emacs のプレフィックスコマンドと似た働きをします． ^U キーを押す度に，変化の度合いが 2 倍になります．^U 以外のキーが押された場合は，このプレフィックスは初期化され，変化量は元に戻ります．
バンクやプログラム番号が異なっていても，パッチファイルとそのパラメタが同じであれば，そのデータ領域を共有してメモリを節約するようにしました．
*.cfg の #extension を追加
#extension undef progno
と書くと，現在のバンクのプログラム番号progno を未定義にします．

Minor Changes:

sbktext を make できるようにしました．
soundfont file の初期化を高速化
NEWLINE_STRING を NLS に改名
sound font まわりの処理を一部修正
-iN インターフェースのインジケータの速度を，演奏のテンポに合わせるようにしました．ただし，ある程度しか合わせていませんのでずれがあります．
arc ライブラリをあちこちいじった．．．
playmidi.c, readmidi.c まわりをあちこち修正．
readsbk.c: seek しないように修正．
非トレースモード時，次の曲に移るまでの時間が短縮された．
Windows の sleep の定義を config.h に移動
playmidi.c:find_samples() を修正
パッチファイルの読み込みまわりのコードを修正
以前よりメモリを節約しています．
DECOMPRESSOR_LIST に bzip2 を追加．
read_config_file() でエラーが大量にでない限り，そのエラーを表示するだけで無視するようにしました．
timidity.c: エラー表示まわりをちょっと修正
Smf => MFnode, get_smf_title => get_midi_title と改名
liburl-1.6.0 を使用．主な変更は
url_buff_redirect => url_buff_open
url_cache_redirect => url_cache_open
と改名されたことと，
url_set_readlimit()
により，最大読み込みバイト数を制限できるようになったことです．
SPEED_CHANGE_RATE の変更
inflate を少し改良(高速化)．
ワーニング抑制のための修正
apply_controls() を少し改良．
nkflib.c の SJIS コードのチェックに最初のバイト 0xe0～0xfc のチェックが抜けていたバグをフィックス．
nkflib.c の EUC_STRICT_CHECK を改良. これは TiMidity には特に関係ない．
nncurs_.c を少し修正．
メモリ確保関数 safe_* のエラー後処理のバグフィックス．
本バージョンより古い場合は，nncurs_c.c:cmsg() => mblock.c:new_segment() で，メモリを確保できなくてエラーになった時に，safe_malloc() を再帰的に呼び続けてしまう可能性がありました．この可能性は皆無に等しいですが，マーフィーの法則によれば起きてしまうわけで．．．
その他細かい修正

バージョン W の変更点