TiMidity Change Logs (Version 0.2i+Y)
+Y19 7/13, 1998
- オルタネートアサインをサポートしました。例:
drumset 0
altassign 42 44 46
と *.cfg に記述すると、ドラムセット 0 の 42/44/46 が排他的に鳴ります。
- url_cache.c: バグフィックス
- *.cfg ファイルで、行頭が #extension から始まるっていると、"#extension"
の部分の文字列が空白として扱われるようになりました。例えば
#extension source new-timidity.cfg
は
source new-timidity.cfg
と同じような動作をします。#extension プレフィックスのついたコマンドは
オリジナルの TiMidity ではコメントと扱われます。
注意すべき点として、#extension プレフィクスのついたコマンドは、
コマンド名エラーが無視されます。
もし #extension のコマンド名をミスタイプしてしまうと、
単なるコメントとして働いてしまいます。
- sffile.c: デバッグメッセージのバグフィックス
+Y18 6/7, 1998
- 渡辺尊紀さん(
[email protected]) による TTY 版 WRD トレーサを
組み込みました。-Wt オプションで有効になります。-iat
オプションと組み合わせて実行するのがお勧めです。
シンプルですが、それなりに楽しめますす。
- インストール手順のドキュメントをパッケージ
に含めました。
+Y17 6/1, 1998
+Y16 5/24, 1998
- deflate 圧縮のバグフィックス
- Solaris 2.x で、タイミングによっては最後の音の部分が途切れてしまう
ことがあるという不都合を解消。
- マッキントッシュ版 timidity02iY14+R305 のソースをマージ
+Y15 5/9, 1998
- x86-solaris-2.x に対応しました。
- Resample cache のヒットレートの表示レベルを VERB_NOISY にしました。
オプションで verbose レベルを 1 つあげると表示します。
+Y14
- マッキントッシュ版の timidity-0.2i+Y12+R303 とソースを統合しました。
- 渡辺尊紀さん (
[email protected])
によって、X Athena Wiget インターフェース (-ia) で、
メッセージダンプを最後の一行だけ表示するようになりました。
+Y13
- テンポチャンジの(オリジナルにあった)バグをフィックスしました。
- オプション -s 22.05 のように、KHz 単位の再生レートは
少数点数指定を可能にしました。
- オプション -A 0 で無音になるようにしました。
+Y12
- NRPN Drum panning (NRPN:MSB=28) のバグフィックス
- コメントの修正。
+Y11
- playmidi.c:compute_data() のバグフィックス
「ザッ」っていう音がでるバグをフィックスしました.
- Solaris 用に一部修正
- strerror(n) => sys_errlist[n]
+Y10
- make depend をサポート
- instrum.c:fill_bank() のワーニングメッセージのバグを訂正.
- N インターフェースの ctl-L のバグフィックス
+Y9
- N インターフェースで ctrl-L を押すと,画面が初期化されるように
しました.
- X Window で,サウンドスペクトログラムを表示するウィンドウを
ウィンドウマネージャから削除されても,TiMidity は終了しないで
演奏を続けることができるようになりました.
+Y8
- FreeBSD で double を int に変換するときに,値がオーバフローすると
SIGFPE でコアダンプする現象に対処しました.
- Sound Spectrogram Window のイベント処理に関する修正.
- playmidi.c: バグフィックス
- readmidi.c: (groom_list) バグフィックス
- recache.c: バグフィックス (バグがとれたおかげでキャッシュの効果が上がりました)
- resample.c: バグフィックス (オリジナルにも同じバグがあります)
- エンベロープリリースのバグフィックス
- 今井邦彦さん [email protected]
による Noise Shaping Filter
の追加.以下,今井さんからの説明の一部を転載:
Noise Shaping Filter により 8 bit linear 出力時の decay
での歪みが改善されます.が,ノイズが高域にシフトし聴感上のノイズも
増えるので,コマンドラインでスイッチできるようにしてあります.
オプションは
-n 0|1|2|3|4
です.後ろの数値は noise shaping filter の次数を表します.
0 = フィルタ無しです.2 ぐらいが妥当なところだと思います.
+Y7
- 改良版 ncurses の表示に関する修正:
panning は -64(L)〜63(R) の領域で表示するようにしました.
GM/GS/XG を表示するようにしました.トレースモード時にはメトロノーム
がわりにもなります.
- 文字列イベントの最大数が,32766 個に減りました.これは,WRD の処理内部で
0x7FFF が「存在していない」を意味するため,文字列イベント ID に 0x7FFF
を割り振ることができない為です.
また,ID 0 は空の文字列を意味するため,文字列 ID は
1〜0x7FFE の値をとります.
- システムエックスクルーシッブメッセージの
XG システムオン,GM システムオン/オフ に対応しました.
- 以下のマップに対応しました.
SC-55 Map, SC-88 Map, SC-88Pro Map, XG-Normal, XG-SFX Voice, XG-SFX Kit,
XG-Drum kit
各マップに対応するパッチの定義は,設定ファイル (*.cfg) で map コマンドを
用いて,既存のパッチ番号を用いて定義されます.
例えば XG 用の設定は xgmap.cfg のように
なります.
注1:
システムエックスクルーシッブメッセージのない MIDI ファイルは,
GS か XG かを認識できないため,これらのマップは認識できません.
この場合,コマンドラインオプションでモードを指定する必要があります.
オプションに -Emgs と指定するとデフォルトで GS モード,
-Emxg とするとデフォルトで XG モードで演奏します.
なお,GS リセット,XG システムオン,GM システムオン/オフにより,
システムのモードは演奏時に切り替わります.そして,これらの命令は
TiMidity 内部の演奏状態も初期化します.
注2:
map の記述フォーマットは今後変更されるかもしれないので,注意して
おいてください.本バージョンの map 定義フォーマットはテストバージョン
であり,何か不都合があれば変更,あるいは拡張される可能性があります.
- -EX および -Ex オプションがなくなりました.
- リバーブ処理の高速化:
同じリバーブレベルのチャネルをまとめることで,リバーブ処理の高速化を
図りました.
- -I n/c と -I オプションで指定するデフォルトプログラム番号に続けて
「/c」をつけると,チャネルパート c のデフォルトプログラム番号を n と
するようにしました.「/c」を省略すると,全チャネルの
デフォルトプログラム番号が n になります.
- ドラムチャネル変更命令に関する修正.
- ncurses のバグによりタイトルが化けるという問題を回避しました.
ncurses 内部のキャッシュにより日本語コードが化ける場合があります.
例えば,EUC コードの「2」という文字の位置に「H」という文字を
上書きすると,「2」と「H」の 1 バイト目が同じであるため,
端末には「H」の 2 バイト目しか書き込まれません.このとき文字化けが
発生するという ncurses のバグがあります.(それともこれは仕様?)
- RCP ファイルの読み込みのバグフィックス.
- inflate.c のバグフィックス.
+Y6
+Y5
- KAR タイトルに関するバグフィックス.
- 16 チャネルを越える MIDI において,26 チャネル目がドラムにならない
いうバグをフィックスしました.
- null_wrdt_open() が 0 を返していないというバグをフィックスしました.
+Y4
- MOD ファイルに関するコードの修正
- アーカイブファイル名に正規表現のスペシャル文字が含まれていると
そのファイルが読み込めなかったというバグをフィックス
- Windows 用の修正
- RCP ファイルの読み込みのバグフィックス
+Y3
- キーシフトをサポートしていなかったみたい.
# 恥ずかしい話だけど,バックアップファイルに作っていた...
こんどこそサポートしました.
- アーカイブファイルのパターンマッチで,\xHHという正規表現は
16 進 HH で表した ASCII 文字にマッチするようにしました.
- MOD ファイルのマックバイナリに対応しました.
- 'N' インターフェースで mod ファイルのタイトルを表示するようにしました.
- mod.* ファイルを MOD ファイルとして認識
- *.lha ファイルを LZH ファイルとして認識
+Y2
- WRD ファイル読み込みのバグフィックス
- Sound font の読み込みにおいて,seek できないストリームに対しての
バグフィックス.
- arc.c:close_archive_handler() のバグフィックス
+Y1
- MIMPI の WRD ファイルに対応.ただし,現在はまだテスト段階で,
端末に WRD のコマンドを表示するのみです.
- Module file が演奏できるようになりました.ただし,*.mod ファイルのみ
サポートしており,基本的な命令しか対応していません.
- GS システムエクスクルーシッブメッセージ:キーシフトをサポートしました.
バージョン W の変更点
バージョン X の変更点