改良版 | オプション | 説明 |
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-An | 音量を指定します.デフォルトでは n=70 です. 大きな値を指定するほど大きな音になります.1〜800 の値が有効です. | |
-a | アンチエイリアシングを有効にします. 低いレートで再生したときに,折り返し雑音と呼ばれる 不自然な成分が含まれることがあります.-a オプションで起動することでこの 不自然な成分を取り除くことができます. | |
-Bn | 音源にデータを書き込む時の分割数を指定します. 0〜1000 の値が有効です.このオプションは Linux, FreeBSD, Windows のみで有効です. | |
☆ | -bmode | ヘッドホンやイヤホンで聞いた時の音の臨場感を
出すようにします.
mode には以下のモードが有効です. -bl 主に左から音が聞こえてきます. -br 主に右から音が聞こえてきます. -bb ときどき,左右の音場が変化します. -bc この機能は無効になります. |
-Cn | 制御レートを指定します.TiMidity では, エンベロープやトレモロなどの音量計算を 1 サンプル毎行うのではなく, 複数のサンプルをまとめて計算することで高速化をはかっています. n サンプル毎に,エンベロープやトレモロの音量が再計算されます. n の値を小さくすればするほど音質が良くなりますが,その分 CPU パワー を必要とします.n は 1〜255 までの値を指定することができます. デフォルトでは 1 ミリ秒に相当するサンプル数となっており、再生サンプルレート によって変わってきます。 | |
-cfile | TiMidity の設定ファイル file を読み込みます.TiMidity のデフォルトの設定ファルを読み込んだ後, file が読み込まれます. | |
-Dn | n チャネル目をドラムチャネルにします. -nとすると n チャネル目がドラムではなくメロディーチャネルに することできます. | |
☆ | -ddir | ダイナミックリンクインターフェース モジュールがインストールされているディレクトリを指定します. |
-e | TiMidity のプライオリティをあげます.Windows のみで有効です. このオプションを有効にすると,TiMidity 以外のプログラムがほとんど動作 しなくなります. | |
☆ | -Emode | TiMidity の拡張モードを指定します(複数指定可).
主に演奏時の機能に影響を与えます.
以下の mode が指定できます. w モジュレーションコントロールを有効にします. W モジュレーションコントロールを無効にします. p ポルタメントコントロールを有効にします. P ポルタメントコントロールを無効にします. v NRPN ビブラートを有効にします. V NRPN ビブラートを無効にします. r リバーブエフェクトコントロールを有効にします. R リバーブエフェクトコントロールを無効にします. c コーラスエフェクトコントロールを有効にします. cn 全てのチャネルのコーラスエフェクトを n で演奏します. C コーラスフェクトコントロールを無効にします. s チャンネルプレッシャーを有効にします. S チャンネルプレッシャーを無効にします. t 全てのテキストメタイベントをトレースします. T 特定のテキストメタイベントをトレースします. o 同一音の重複を許します. O 同一音の重複は許しません.前の音は消音されます. mHH デフォルトのマニュファクチュア ID を 2 桁の16数 HH で指定します. mgm デフォルトのマニュファクチュア ID を 0x7f (GM) にします. mgs デフォルトのマニュファクチュア ID を 0x41 (GS) にします. mxg デフォルトのマニュファクチュア ID を 0x43 (XG) にします. Bn 全てのチャネルをバンク n で演奏します. n を省略するとデフォルトの動作に戻ります. bn 全てのチャネルのデフォルトバンクを n に 設定します.Bn と異なり,演奏中のバンクセレクト命令を 受け付けます.n を省略するとデフォルトの動作に戻ります. |
-F | このオプションを指定すると,Note ON のままの状態で Midi control change 10: Panning が有効になります. デフォルトではすぐには変化しないで,音量の再計算が必要になったときに 変化します.改良版ではトグルオプションになっています. | |
-f | このオプションを有効にすると, エンベロープの変化時間が半分になり高速に動作します.ただし, 音の立ち上がりとリリース時間が短くなってしまいます. | |
☆ | -gsec | Sound-Spectrogram を表示する Window を開きます. このオプションは X Window がサポートされている環境のみで動作します. Sound-Spectrogram は声紋のようなもので,スペクトラムの時間変化を 表現したものです. |
-h | オプションの説明を表示します. | |
-In -In/c | デフォルトの楽器番号を指定します. デフォルトでは n=0 (通常はピアノ) となっています.改良版では, チャネル毎にデフォルトの楽器番号を指定でき,チャネル番号 cを nに続けて「n/c」と記述します.「/c」が 省略されると,全チャネルのデフォルトの楽器番号が設定されます. | |
-imode | ユーザインターフェースを指定します.
環境によって利用可能なインターフェースが異なります.
以下の mode が存在します. -id dumb interface -in ncurses interface -iN NEW ncurses interface (拡張版のみ) -is slang interface -ia X Athena Widget interface (拡張版のみ) -ik Tcl/Tk interface -im motif interface -iT vt100 interface (拡張版のみ) -ie Emacs interface (拡張版のみ、Emacs 上から M-x timidity により起動されます) 上記オプションに続けて(スペースを空けずに), 以下の文字列を追加することができます(複数指定化). v 冗長表示のレベルを上げます. q 冗長表示のレベルを下げます. t トレース表示の on/off (トグル). | |
☆ | -j | このオプションを有効にすると, 演奏しながらパッチファイルを読み込みます. |
-Ldir | TiMidity のサーチパス dir を追加します. | |
☆ | -nmode | Noise Shaping Filter 8 bit linear 出力時の量子化誤差による歪みを改善します.ただし, ノイズが増えます. mode には 0〜4 の値が有効で, noise shaping filter の次数を表します.0 の時はフィルタ無しです. |
-Omode | 出力モードやフォーマットを指定します.
以下の mode が有効です. -Od オーディオデバイスに出力します(デフォルト). -Ow Windows WAV ファイルを出力します. -Or ヘッダのないオーディオのデータ部分のみを出力します. -Ou Sun Audio (au) ファイルを出力します(拡張版のみ). -Oa AIFF ファイルを出力します(拡張版のみ). 上記オプションに続けて(スペースを空けずに), 以下の文字を追加することで出力フォーマットを指定できます(複数可). 8 8-bit サンプル精度 1 16-bit サンプル精度 (数字のいち) U U-Law 符合化方式 A A-Law 符合化方式 (拡張版のみ) l linear PCM 符合化方式 (英小文字のエル) M モノラル S ステレオ s 符合付き整数 u 符合無し整数 x バイト反転 | |
-ofile | 出力ファイル名を指定します.出力先が ファイルでない場合はこのオプションは無視されます. | |
-Pfile | 全ての楽器を file を用いて演奏します.file には GUS のパッチファイルを指定します。 | |
-pn | 最大同時発音数を指定します. | |
-Qn | n チャネル目を演奏しないようにします. | |
☆ | -Rn | エンベロープリリース を修正して音響効果を得ます. 0〜2 の値が指定可能で,nの値によってその効果が異なります. |
☆ | -r | このオプションを有効にすると, リバーブ効果を得ます. |
☆ | -Ssize | リサンプリングキャッシュの大きさを バイト数で指定します. 頻繁に用いられるサンプルは予めリサンプリングしておくことで 高速化しています.ただし,ビブラートやピッチベンドなどによってピッチが 変化するサンプルはキャッシュされません.0 を指定すると全くキャッシュ しません.デフォルトでは n=2097152 (2M) となっています. |
-sfreq | 再生サンプルレート (Hz または kHz) を指定します.4〜65 の場合は kHz、4000〜65000 の場合は Hz として 解釈されます。それ以外のレートはエラーとなります。 | |
☆ | -tcode | テキストの出力文字コードを指定します.
以下の code が指定可能です(大文字小文字は区別されません). auto LANG 環境変数によって,コードが決まります. ascii 非可読 ASCII を ピリオド(0x2e) に変換して出力します. nocnv 出力文字コードを変換しません. euc EUC コード(japan) で出力します. jis JIS コードで出力します. sjis SJIS コードで出力します. |
-U | このオプションを有効にすると,毎曲, パッチに割り当てられていたメモリを解放します. | |
☆ | -Wmode | MIMPI の WRD ファイルのトレース表示する
インターフェースを指定します。以下の mode が有効です. -W- WRD ファイルを無視します(デフォルト).W と '-' にスペースを 入れないことに注意すること -Wd WRD コマンドを表示します. -Wt vt100 や kterm に基づいた制御コードを用いて、WRD のテキスト 表示の部分を表示します。 -Ww Windows のコンソールに基づいた制御コードを用いて、 WRD のテキスト表示の部分を表示します。 -Wx X Window 版です。 |
☆ | -WRopts1,opts2,... | MIMPI の WRD ファイルに関するオプションです。以下の opts が指定可能です。 -WRd=level MIMPI のバグエミュレーションレベル を指定します。以下の値を取ります。 0 MIMPI のバグをエミュレーションしないで規格通りに忠実に WRD をトレースします。@WAIT 命令によって時間をさかのぼるような WRD も、指定した時刻通りにタイミングを合わせます。 1 既知のバグのみをエミュレーションします。 2 バグらしい部分までもエミュレーションしますが今までタイミングの あっていたものがずれてしまうことがあります。 3 以上 開発用に設けたレベルで、一部の特定の WRD のみに対象を絞って タイミングを合わせます。 -WRf=filename WRD ファイルが見つからない場合のみ、 指定した filename が WRD ファイルとして用いられます。 -WRF=filename 常に指定した WRD ファイル filename が用いられます。 -WRp=path @MAG, @PLOAD のデフォルトパス path を指定します。 |
☆ | -wmode | Windows 用の拡張モードのオプションです.
以下の mode が有効です. -w r rcpcv.dll を使用します. -w R rcpcv.dll を使用しません(デフォルト). |
☆ | -xstr | 指定した文字列 str で設定を行います.
例えば-x'bank 0\n0 violin.pat' とすると 0 番をバイオリンにすることができます. |